ブランディング費用の内訳と相場|“価格の理由”がわかるプロの解説
LABO ブランディング
はじめに:ブランディングの費用、なぜ会社によって違うのか?
「ブランディングを依頼したいけど、いくらくらいかかるのか分からない」
「会社によって提示される金額がバラバラで不安」
という声をよく耳にします。
たしかに、“ブランディングの費用”は非常に幅が広いのが現実です。
数十万円で済む場合もあれば、数百万円、場合によっては数千万円になることも。
なぜこれだけ価格差が出るのか?
この記事では、費用の内訳や価格帯の目安、そして価格の背景にある考え方を、ノーツデザインオフィスの実務経験をもとにわかりやすく解説します。
ブランディング費用の「内訳」を知る:主な5つの工程とコスト構成
まずは、ブランディングのプロセス全体の中で、
どのフェーズにどんな費用がかかっているのかを見てみましょう。
項目 | 内容 | 想定費用(目安) |
---|---|---|
① 戦略設計 (ヒアリング・ブランド定義) | 競合調査/MV設計/ブランドポジションの整理 | 20万〜100万円 |
② コンセプト開発 | ブランドメッセージ、タグラインの開発など | 20万〜50万円 |
③ ビジュアル開発 | ロゴ/キービジュアル/ブランドガイドライン等 | 30万〜100万円 |
④ 展開・実装 | 名刺・パッケージ・Web・店舗デザイン等 | 50万〜300万円等 |
⑤ 体制構築・社内浸透 | インナーブランディング、マニュアル整備 | 10万〜50万円 |
※ 上記はあくまで目安。企業の規模・目的・納期によって変動します。
【 パターン別 】ブランディング費用の相場感
目的別に費用感の一例を挙げてみます。あくまで実際の案件をベースにした参考価格です。
1:創業・個人事業のスタートアップブランド
- ブランドロゴ、簡易ガイドライン、名刺デザインまで
- 目安費用:50万〜100万円前後
費用を抑えながらも、「伝え方を整える」最低限の型づくりが目的
2:中小企業のリブランディング(戦略+デザイン)
- 戦略立案/コンセプト開発/ロゴ刷新/Webデザインまで対応
- 目安費用:100万〜500万円前後
既存ブランドの「再整理」と「統一感のあるアウトプット」が目的
事業フェーズの転換点(拠点拡大、採用強化、ターゲット変更など)での依頼が多いです。
3:大手企業のCI/VI再構築プロジェクト
- ブランドアセット一式(CI/VI)、多言語対応、社内浸透支援含む
- 目安費用:500万〜1,000万円以上
社会的信頼性やグローバル展開を視野に入れた再設計。
外部ステークホルダーや複数部署との調整も加味されます。
なぜここまで金額に差が出るのか?
理由1:どこまで支援するかの「範囲」が違う
- 「ロゴだけ」の依頼と「戦略から全体設計+展開」では当然工数も違います。
- ブランドの“核”を一緒に考える時間も費用に含まれます。
理由2:デザインだけでなく、“戦略”を考える時間が含まれる
- ブランディングは、ただ作るだけでなく「なぜ・誰に・どう伝えるか」を定義することが重要。
- そのため、リサーチやワークショップなど、見えにくい部分の工数が多くかかります。
理由3:再利用性・長期視点の価値
- ブランディングは**5年10年と使い続ける「資産」**になります。
- よい設計は、広告費の削減や採用力の強化にもつながる“見えないリターン”を生みます。
「費用を抑えたい」ときに考えるべき3つの視点
1「戦略だけ」「デザインだけ」など段階的発注も可能
まずは戦略フェーズの整理だけ進めて、実装は次フェーズにするという進め方も現実的です。
2 効果の出やすい部分に集中する
すべてを一気に変えるのではなく、たとえば「採用強化」に特化したブランド設計や、「パッケージだけ刷新」など、優先度の高いアウトプットに絞るのも選択肢です。
3 フリーランスとの違いを理解した上で選ぶ
価格だけで選ぶと、設計の一貫性や継続支援に弱さが出ることも。規模や目的に応じた適正価格を見極めることが大切です。
まとめ:ブランディング費用は「投資対効果」で考える
費用の大小だけで判断するのではなく、
- どこまで支援してもらえるのか
- それによって何が変わるのか を冷静に見極めることが、納得できるパートナー選びにつながります。
ノーツデザインオフィスでは、企業の課題・目的に応じて段階的なご提案や予算に応じた柔軟な設計が可能です。まずはヒアリングベースで、お気軽にご相談ください。
▶ ご相談・お問合せはこちら
東京・ブランディングデザイン会社といえば、ノーツデザインオフィス
ご予算に合わせた最適なプランをご提案します。
→ ご相談・お問合せフォームへ