売上19倍、日本最大級の農業法人へ躍進。ロゴ、商品パッケージから社屋まで「成功へ導く企業ブランディング」の軌跡
PROJECT パッケージ ブランディング ロゴ・CI・VI WEB DESIGN スペースデザイン イベント 採用
INDEX [目次]
プロジェクトの背景と課題
「デザインは企業のポテンシャルを最大限に引き出し、成長を加速させる武器である」
——私たちはこの信念のもと、クライアントの経営課題に深くコミットしています。今回ご紹介するのは、2017年から包括的な企業ブランディングを担当させていただいている、株式会社加藤えのき様の成功事例です。
宮崎の小さな農業法人から始まったプロジェクトは、私たちがデザインを担当してから売上19倍という驚異的な成長を記録。2025年には長野県に新工場を設立し、国内シェアの1割を占める日本最大級のえのき生産企業へと躍進を遂げられました。これまでの軌跡と、デザインが果たした役割を解説します。
【PHASE 1:2017年〜】
コモディティからの脱却と「指名買い」
ブランド化優れた生産技術と圧倒的な供給力を持ちながらも、えのき市場における「価格競争(コモディティ化)」に悩まされていた加藤えのき様。
最初のミッションは、バイヤーや消費者から選ばれる「指名買いされるブランド」の確立でした。
「加藤えのき」から「かとうのえのき」へのブランド刷新とCI・パッケージ開発し、親しみやすさと信頼感を両立させた企業ロゴを開発。
店頭で一目で認識できるアイコニックなパッケージデザインへとリブランディングし、商品の付加価値を可視化しました。


ユニークな商品開発とデジタル戦略
市場に新しい楽しさを提案するユニークな新商品の共同開発に着手。
ブランドの世界観を伝え、企業イメージを司ると共に、お取引先様の販促支援の機能も兼ねる「コーポレートサイト」を構築。
日常の食卓に寄り添うレシピ特設サイト「enokitchen」や「SNS戦略」を充実させ、BtoB・BtoC双方におけるファン層を拡大していきました。


【PHASE 2:2021年〜】
未来を照らす新社屋完成。「選ばれる企業へ」
ブランドの急成長に伴い、次なる経営課題となったのが「未来を担う優秀な人材の確保」でした。
私たちは2021年、その解決策の1つとして、農業のイメージを覆す新本社ビルの建築・空間デザインをトータルプロデュースしました。
これまでの農業法人のイメージを180度覆す、コンセプチュアルなデザインと、働きやすさを両立させた新オフィスが完成。この新社屋は宮崎市の建築景観賞や業界団体の賞を受賞し、コンセプチュアルかつアイコニックで開放的な新社屋を構えた事で、数々のメディアに企業を取り上げられる機会が増え、企業認知度を加速度的に高めました。

株式会社加藤えのき新社屋デザインコンセプト
「時を刻み、未来を照らす社屋。」
エントランスを中心にシンメトリーに計画したファサードは、開放的なガラス面と、左右5本ずつの柱で構成され、加藤えのきが高岡の地で営んだ50年の歴史と、この先50年成長していく未来を表してます。
地元に根ざし、地域の希望となるべく、安定感のある水平ラインを際立たせた懐の深いキャノピーは、堂々とした佇まいを醸し出し、開放的なテラスを設ける事で、多くの人々のふれあいの場となる、クリーンでビタミンフルなエントランスを目指しました。
えのきを想起させるシンボルツリーには開口された天井から光と水が差し込み、日時計のごとく時の流れを感じ、自然の恵を享受し、毎日の営みに抑揚を与えます。
豊かな自然環境と調和し、かつ、街のシンボルとして地域と共存できるよう、日中、薄暮、日没後と3段階で外部照明計画をし、街にあかりを灯し、地域のランドマーク企業を目指す姿勢を示しました。

企業認知度拡大と、加速するメディア露出
新社屋の完成を企業ブランディングの次なるステージと捉え、
ステイクホルダーを中心とした数多くの皆様に、加藤えのきの「ビジョン」と「躍動感」そして「感性」を体感して頂くために、新社屋及び第5工場お披露目会を開催し、関係者との信頼関係をさらに強固なものとしました。
我々Notes Design Officeは、新社屋建築デザインのみならず、企業ブランディングの視点で、お披露目会の総合演出や運営、ユーモア溢れるおもてなしアイテムの開発、パッケージデザイン等、ご招待から来場、帰宅後の印象に至るまで、一連の体験をデザインし、新しい感性で経営されている農業法人である事を、多くの方に認知体験して頂き、企業認知度が高まる事で、メディア露出が加速する流れを作る事ができました。

未来を担う人材採用へ直結
「この洗練された環境で、先進的な農業に挑みたい」という共感を呼んだことで、企業の未来を担う優秀な人材の採用・登用に直接結びつきました。確固たる組織基盤ができたことで、日本全国の主要小売店との取引もさらに拡大していきました。
【PHASE 3:2025年〜未来へ】
西日本最大級から日本最大級。そして世界へ
ブランディングを軸にした経営戦略は、2025年にさらなる実を結びます。一大生産地である長野県に新工場を新設。これにより、国内シェアの約10%を占める「日本最大級のえのき生産企業」としての地位を不動のものとされました。
この長野新工場の稼働によって、東日本エリアをはじめとする日本全国の小売店へ、より鮮度の高い商品をスピーディーに届けられる体制が確立。これを機に、加藤えのき様はさらなる全国シェアの拡大へと舵を切りました。
そこで、全国でのブランド認知度をさらに高め、消費者にとってより「身近で愛される存在」になるために、私たちは新たにオリジナルキャラクター「えのっきー」の開発を行いました。
これまでパッケージやWEB、建築によって築き上げてきた「企業の信頼感」に加え、今後はこのキャラクターを通したブランディングを展開。日々の食卓やSNS、売場を通じて消費者との情緒的な結びつきを深め、キノコ売場で誰もが迷わず真っ先に手を伸ばす「圧倒的な指名買いブランド」へと成長させていきます。
日本全国へ、そしてその先に見据える「海外進出」という壮大な未来へ向けて、加藤えのき様と私たちのデザインの旅は、今もなお加速を続けています。


【ノーツデザインオフィスが考えるブランディングの本質】
ロゴを作る、パッケージをデザインする、WEBを構築する、オフィスを建てる。これらは単発の施策ではなく、すべて企業の思想を社会に伝えるための「地続きのタッチポイント(顧客接点)」です。
加藤えのき様の事例は、すべてのデザイン領域をシームレス(包括的)に繋ぐことで、企業の営業力、採用力、そして経営体質そのものを劇的に進化させ、市場のトップランナーへ押し上げられるという、私たちのデザイン経営のロールモデルです。「自社商品の価値を高めたい」「デザインの力で採用や事業拡大を加速させたい」とお考えの経営者・ご担当者様は、ぜひ一度ノーツデザインオフィスへご相談ください。貴社の本質的な魅力を引き出し、共に未来を創るブランドを構築いたします。
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弊社は、クライアントの皆さまと
信頼関係を築きながらブランドを創りあげる事を
ポリシーとしており、無償でのコンペには、
原則として参加しておりません。
パートナーシップを大切にする取り組みとして、
ご理解頂けますと幸いです。
