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「人生を彩る特別な1日」を演出し、写真スタジオの「顧客満足」と「LTV」を高める体験設計。

PROJECT スペースデザイン エンターテイメント イベント

特別な日は、もっと増やせる

子育て世代から絶大な支持を集める株式会社ベネッセコーポレーション様の「たまひよ」ブランドが展開する「たまひよの写真スタジオ」は、首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の主要エリアを中心に20店舗を展開する、乳幼児・ファミリー専門の写真スタジオです。妊娠・出産・育児という人生において特別な期間を過ごすママ&ご家族の“ハレの場面”に寄り添い、その一瞬一瞬を形として残す場所として、多くのご家族に選ばれてきました。

お宮参りや七五三といった人生の節目は、まさにその“ハレの場面”を象徴する機会です。一方で、こうした特別な機会は一生のうちに数回しか訪れないため、来店機会がライフイベントに依存しているという構造的な課題も存在していました。この“点”の関係性のままでは、顧客単価・来店頻度ともに天井が見えてしまいます。“ハレの場面”は七五三やお宮参りだけに限らない——バースデーやハーフバースデーといった日々の成長そのものも、ご家族にとってはかけがえのない特別な瞬間のはずです。

私たち株式会社ノーツデザインオフィスは、この課題に向き合うべく、バースデー・ハーフバースデー・ベビーといったアニバーサリーごとに、毎年目玉となるスタイリングの提案からアイテムのデザイン、製造まで一気通貫して担当させていただいております。

 

「毎年替わる」体験設計でリピートを生む

少子高齢化が進み、子どもの数そのものが減少し続ける現在、フォトスタジオ業界にとって新規顧客の絶対数は年々限られたものになっています。この状況下で事業を成長させていくためには、一人のお子様・一つのご家族との関係性をいかに深く、長く続けていけるかが決定的に重要になります。

そこで軸としたのが、バースデー・ハーフバースデー・ベビーの各シーズンごとにテーマを刷新し、撮影セットを毎年新たにデザインするという継続的な仕組みです。「昨年と同じでは来店動機にならない」という消費行動の本質に対応する形で、「去年とは違う特別な一枚を残したい」というご家族の感情を毎年再生産できる設計とすることで、単発の来店で終わらない、年間を通じた来店動機を計画的に生み出しています。子どもの成長は一瞬一瞬が違う表情を見せるからこそ、その年ごとの「今しかない瞬間」を、毎年新しい世界観でお迎えしています。

一人のお子様が生まれてから大きくなるまでの限られた期間に、いかに多くの“ハレの場面”を一緒に過ごせるか——市場全体のパイが縮小する中だからこそ、この視点がスタジオの持続的な成長を支えています。

 

誰もが選びやすく、どの店舗でも変わらないデザイン

撮影セットのデザインでは、「男の子だから」「女の子だから」という固定観念に縛られない世界観づくりが徹底されています。これは、店舗現場における「選びやすさ=来店のハードルの低さ」という課題への回答であると同時に、どのお子様の個性も温かく受け止めたいという想いの表れでもあります。性別を問わずどのお子様にも自然に似合うカラーリングやモチーフとすることで、ご家族が撮影セットを選ぶ際の心理的な迷いを取り除き、誰にとっても違和感のない、しかし記憶に残る特別感のあるデザインが両立されています。

こうした「選びやすさ」は、店舗数が増えるほど重要性を増します。複数店舗に展開する写真スタジオという特性上、撮影セットのデザインには「どの店舗の内装にも自然に溶け込む」汎用性もまた不可欠でした。店舗ごとの内装や規模の違いを踏まえながらも、ブランドとしての世界観がぶれないデザインルールを構築することで、個別対応のコストをかけずに、全店で一貫した体験価値を再現できる仕組みとなっています。どの店舗を訪れても変わらない「たまひよらしい温かさ」を感じていただけるよう、単発のセット制作にとどまらない、繰り返し展開できる仕組みとして設計されています。

 

「家では撮れない」特別な一日を、温かみとともに

たまひよ写真スタジオが選ばれる本質的な理由は、「家庭では再現できない特別な世界観」にあります。日常の延長にはない、けれど過剰に作り込みすぎない絶妙な非日常感が撮影セットに落とし込まれており、ちょっとした記念日が「わざわざ写真スタジオに行きたくなる特別な日」に変わります。

撮影セットに求められたのは、単なる華やかさではありません。何年経っても見返すたびにその日の空気やぬくもりが思い出せるような、優しく包み込むような温かみです。ご家族にとっての“ハレの場面”を演出するにあたり、特別感と温かみ、この一見相反する要素を一枚の写真の中に同居させることこそ、撮影セットに込められたデザインの役割です。

 

“ハレの場面”をデザインするということ

撮影セットのデザインは、単なる「背景づくり」ではありません。ご家族が「今日、行ってみようか」と思う来店動機そのものであり、ブランドとご家族との継続的な関係を育む顧客接点です。性別や店舗を問わず誰もが自然に選べるデザインでありながら、毎年新しい特別感を生み出し続ける——この一見相反する要件を、感覚ではなくロジックで両立させることこそ、私たちが考えるブランディングの本質です。

そして何より、写真として形に残るのは、人生の特別な期間を過ごすお子様&ご家族の“ハレの場面”そのものです。数年後、数十年後にその写真を見返した時、当時の空気や温かさまでもがよみがえるような一枚であってほしい——そうした情緒的な価値を、デザインという手段でどう実現するかを私たちは常に考えています。

こうした解決策は最初から明確な形で存在していたわけではありませんでした。「なんとなく課題を感じている」という段階からヒアリングを重ね、経営課題を構造として可視化し、デザインという実行可能な形に翻訳していく——この伴走プロセスがあってはじめて、単発の施策ではない「地続きの顧客接点」としてのデザインが機能します。

「季節イベントだけに頼らない、継続的な来店動機をデザインでつくりたい」「店舗展開しても世界観がぶれない仕組みを構築したい」——そう感じてはいるものの、まだ何から手をつければ良いか分からない、という段階の企業様こそ、ぜひ一度ノーツデザインオフィスへご相談ください。課題が漠然としたままでも構いません。ヒアリングを通じて貴社の本質的な魅力と経営課題を一緒に言語化し、共に未来を創るブランドを構築いたします。

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